どうもでょおです。
私の車は割ときれいな15年落ちの車なんですがとうとうクリア層が剥がれてきました。色褪せは比較的少ないのにプツプツと気泡が現れています。ちょっとショックです。
幸いリアスポイラーのみなので今回はこの塗装面のクリア剥がれをDIYで補修します。一応一日で施工できる程度の簡単な作業になります。
今回紹介するのはあくまで車のクリアが剥がれた場合の補修です。色褪せをしている場合はこの記事の方法では補修できないのであしからず。
ではどうぞ。
車のクリアが剥がれる原因
車のクリアが剥がれる原因はさまざまですが経年劣化が原因です。
基本的には紫外線による劣化が原因で、例えば水滴が付いたままだと水滴が虫眼鏡の役割をはたしてその部分だけ劣化が進んだりします。
クリア剥がれをDIYで補修するのに必要な道具
まずは必要な道具から見ていきましょう。
- 耐水ペーパー1000番
- クリア塗料
- ペイントボカシ剤
- マスキングテープ
たったこれだけ。本当に簡単そうでしょ。場所によってはマスキングテープすらいらないですね。これだけ用意すれば満足に治せるはずです。
クリア剥がれを補修する方法
ダメなクリア層を剥がす
まず初めに行うのはクリアが剥がれている部分を剥がしきります。ここで使うのは耐水ペーパー。DIYの場合は塗装剥がし材などの余計な道具など使わない方がいいです。
耐水ペーパー1000番を使って水研ぎで地道に剥がします。
既にクリアが剥がれている部分の周辺を耐水ペーパーで剥がしていきます。クリア剥がれは段々と広がっていくので今剥がれていなくても後々剥がれていく部分はこの時に剥がしていきましょう。
ダメなクリア層が剥がれ、クリア層とクリアが剥がれた部分の段差が滑らかになったらOKです。
新しいクリアを塗装する
劣化したクリア層が剥がれたら補修のメイン作業、塗装です。
まずはマスキングを行います。余計な部分に塗料が付くといけないためにする作業です。プレスラインに沿って広めにマスキングします。
続いては脱脂。金属面が出ていなければ大げさなシリコンオフは必要ありません。キッチンにあるジョイやキュキュットのような中性洗剤で洗ってください。
脱脂は脂を取り除くのが目的なので脱脂後は基本的には触ってはいけません。
その後、クリア塗装を行います。クリア塗装を行い段差を消すように厚塗りします。この時、ラッカーを使うのなら一度に厚塗りをしてはいけません。マジで何カ月も乾かないよ。
クリア塗装が終わると乾ききる前にペイントボカシ剤を吹きます。ボカシ剤は古い塗料と新しい塗料の境目に吹くものです。中身はシンナー(薄め液)なので古い塗料と新しい塗料の境目が溶けて混ざり合い自然になります。
完成
これで完成です。どうですか。結構よくなったでしょ。気になる方はコンパウンドで磨け仕上げを行ってもいいですね。クリア剥がれの補修は新しいクリアを吹くだけなのでDIYでもとても簡単に作業ができますね。
この後はクリア剥がれが再発しないように車専用のコーティング剤などでコートしましょう。
最後に
いかがだったでしょうか。クリア剥がれの補修は普通に色を塗る塗装と違って作業工程が少なく1日あれば終わる作業です。気になる方はぜひDIYで挑戦してみてはいかがでしょうか。
クリア剥がれが進行して取り返しがつかなくなる前に補修した方がいいんじゃないでしょうか。ただうっすらと気泡予備軍みたいなものが見えますのでおそらく今後浮いてくると思われます。
以前、塗装用コンプレッサーの話を書きましたが本当に必要になりそうです。
塗装に関してはこれまでたくさんの記事を書いてきているので参考にしていただければ幸いです。ではまた。
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