どうもでょおです。書きかけの記事が散乱しすぎていて逆に更新ができないというスランプに陥っております。アメ車メーカーフォードが新たに電気自動車のSUVを開発していると発表があったのですが、その車種の名前がまさかのmach1(マック1)ということに衝撃を受けております。
フォードの電気自動車SUV発表の動画
youtubeに問題(?)の発表動画がありますのでどうぞ。発表も何もまだその名前が発表された程度の内容ですが。
どことなくB級SFの雰囲気が漂っていて個人的に好きなプロモーション映像です。
フォードを代表するSUVの「エクスプローラー」とフォードの代名詞「マスタング」の2台が工場内に入り、工場に雷が落ちて、新しい高性能電動SUVをイカズチにて表現しています。
そして最後にあのmach1(マック1)のロゴマークが映って終わります。マスタングファンならすぐにわかりますがこのマークもこれまでマスタングで採用されていたmach1(マック1)のエンブレムと全く同じものです。
そもそもフォードマスタングmach1とは
出典:Ford Mustang Mach 1 - Wikipedia
mach1とは、フォードマスタングのハイパワーモデルの名前です。
日本では昔はマック1ではなくマッハ1と読んでいました。速度を表すマッハと同じ綴りなので間違ってはいないんですけどね。
フォードマスタングにはコブラジェットエンジンを搭載したことに由来する「cobra」や「BOSS」、「シェルビー」などのたくさんの高性能モデルがあります。マスタングmach1(マック1)もその中の一つです。
マスタングにはじめてmach1のバッジが与えられたのが1969年。ハイパフォーマンスモデルのマスタングとして誕生当時から現在まで非常に人気です。
1969年式マスタングmach1といえば、なんといってもシェイカーフードと呼ばれる小刻みに揺れるエアスクープがトレードマークです。
マスタングmach1はその後の「マスタングII時代」である1978年まで採用されます。エントリーモデルのV6マスタングの上のランクV8マスタングは、今でこそ「GT」というモデルですが一時はマッハ1のせいでGTモデルがなくなったりもしたほど印象的なものです。
それからしばらくして2003年に、SVTコブラとGTの間くらいの位置付けで復活しましたが、それは2004年まで(多分)。つまりこれが最後のマスタングmach1になります。
その後の6世代マスタングはシェルビーの名が使える事になり、高性能モデルの名前にはシェルビーを使う事が増えました。他にはBOSSシリーズも1970年以降振りに復活しましたね。
結果、2005年以降のここ15年ほどは、mach1(マック1)の名前は使われなくなりました。(コブラもね)
このようなマスタングの中でも歴史あるmach1の名を譲ってもよいと感じるほど実力のある電動SUVなのでしょうか。公式では「高性能電気自動車SUV」とのことですのでパフォーマンス面も期待ができそうです。
逆にフォードエクスプローラーとは
出典:https://www.ford.com/suvs/explorer/gallery/
そしてマスタングmach1と一緒に工場に入って行ったSUV、フォードエクスプローラーは1990年よりフォードで販売されているSUVです。
これはアメリカで一番売れているSUVです。
スポーツカーの不人気は世界中でも同じなので、エクスプローラーはもちろんマスタングよりも売れているフォード車です。
3.5リッターV6エンジンでパワフルというよりは軽快な走りができるSUVです。日本でもアメ車カスタム愛好家に非常に好まれています。
アメ車がほとんど走らない日本でも「マスタング>エクスプローラー>ラプター」くらいで見かけますかね。
あとがき
実は2018年にフォードマスタングmach1が復活すると噂があったのですが、まさかこんな形で復活とはおもいませんでしたね。エクスプローラーとmach1の合体で名前は「エクスプローラーmach1」とかになんなきゃいいですが。
私の乗っている年式のマスタングはシェルビー復活前だったのでシェルビーのビッグネームより、マック1やコブラの方がなじみがあっただけにちょっと残念です。
時代の流れもあり、フォードはEV電気自動車に力を入れているということなので、鳴り物入りの高性能電動SUVには新たな名前を与えるより、マスタングmach1のかつての人気にあやかった方が販売戦略的に有利だと思ったんでしょうかね。
どうやらこの名称がmach1ではなくmachEになるかもしれないとの噂もあります。いずれにしても2020年に登場する新型mach1の行く末が楽しみですね。
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