出典:ファイル:1968 AMX blown and tubbed e.jpg - Wikipedia
どうもでょおです。最近倦怠感がハンパないです。四六時中眠い。肩の変なところからポキポキいうし。
さて、ワイスピシリーズでおなじみのドミニクのダッジ・チャージャー。これってボンネットからエンジンむき出しで飛び出してない?と思いませんか。他の映画とかを見ていても意外とエンジンがむき出しに飛び出してる物があるんですよね。
そこで今回はアメ車のボンネットからエンジンがむき出しになっているものの正体をご紹介したいと思います。ではどうぞ。
- アメ車のボンネットからむき出してるものはエンジンじゃない
- スーパーチャージャーって何?
- 国産純正スーパーチャージャーはなぜ飛び出してないの?
- なぜ飛び出させないの?
- 現在はターボチャージャーにとって変わられた
- 最後に
アメ車のボンネットからむき出してるものはエンジンじゃない
アメ車のボンネットから飛び出しているものは正確に言うとエンジンではありません。過給器である「スーパーチャージャー」が飛び出しているんです。
スーパーチャージャーって何?
日本ではスーチャやスパチャと呼ばれる、スーパーチャージャーというのは過給器の一種です。
すごく噛み砕いて言うとエンジンは空気をたくさん吸い込めば吸い込むほど高出力を発揮する事ができます。超噛み砕いた説明ですからね。(2回目)
スーパーチャージャーはクランク(エンジンの中核でグルグル回ってる棒)の回転を利用して、空気を圧縮してエンジンに送り込む装置です。
通常の場合、エンジンにたくさんの空気を送り込むには排気量を上げる必要がありますが、過給器を使えば圧縮した空気をたくさん送り込む事ができるので排気量を上げる事なく、比較的簡単にパワーアップする事ができる装置です。
スーパーチャージャーはアメリカ本国ではドラッグレースなどのレース仕様のチューニングとして人気のカスタムです。
国産純正スーパーチャージャーはなぜ飛び出してないの?
スーパーチャージャーは基本的に高級車やスポーツカーなどに搭載されます。でもボンネットからエンジンがむき出しになっている車って見たことないですよね。
理由は簡単です。初めからスーパーチャージャーを載せるスペースを設けているから。アメ車でスーパーチャージャーが飛び出しているのはスーパーチャージャーを載せることを考慮していないから。アメ車はどれもエンジンが大きくボンネットの中いっぱいにエンジンが詰まってる上に、後付でスーパーチャージャーなんてものを突っ込んだらエンジンから飛び出して当然です。
なぜ飛び出させないの?
ボンネットからスーパーチャージャーが飛び出してる方が迫力があってかっこいいのになぜ飛び出させないのか。
スーパーチャージャーは空気を吸い込みます。その吸い込んだ空気はエンジンに直結しています。雨の日を走るとエンジンに水が入りますし、ゴミなどが混入する可能性もあります。エンジンにこんなものが入ったら普通焼き付くでしょう。
ワイルドスピードのドムのように頻繁にスーパーチャージャーを使っていたら実際はエンジン焼き付きなんて当たり前のように起こるでしょう。
現在はターボチャージャーにとって変わられた
昔は純正でスーパーチャージャーを積んでる車もたくさんありましたが、ターボチャージャーの性能も上がり現在はダウンサイジングターボを採用するのが主流となっております。ターボチャージャーはスーパーチャージャーと同じく過給機の一種で、エンジンの排気を利用して過給機を動作させます。
最後に
見た目もカッコよく迫力があり、いかにもハイパワーなイメージのあるスーパーチャージャーですが乗るうえでは不便な点もたくさんあるんですね。ただアメリカはバカみたいなカスタムでも一生懸命行うので、スーパーチャージャーではなく実際にエンジンが飛び出してるようなバカでかいエンジンを突っ込んでるカスタムもあったりしますね。
アメ車の知識が増えるとワイルドスピードをより楽しむことができますね。ではまた明日。