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2019.03.14:記事を投稿しました
2020.02.01:記事の内容を追記しました
どうもでょおです。
ワイルドスピードシリーズの人気キャラで死んでしまったキャラといえばハンがいますよね。
人気キャラを殺したデッカード・ショウが『ワイルド・スピード ICE BREAK』で大活躍して、おまけに結構良い奴で、最終的にスピンオフ映画でダブル主演を務めるってんだから、ハンが好きな人はもうめっちゃ怒ってるわけですよ。
これはもちろん日本だけではなく海外でもそうで、「ハンを殺したデッカードと一緒にのうのうとコロナビール飲むんじゃねー」って思った人が(思ったかどうかは知らん)、SNSで#JusticeForHanとハッシュタグをつけて抗議するのが流行りました。
「ハンのための正義」「ハンに正義を!」って感じのハッシュタグね。
ですがワイルドスピードシリーズ(3~8)の脚本家でプロデューサーの一人クリス・モーガンはハンの生存説を否定したんですよ。
そこで今回はこの話やハンがどうなっていくのかを解説、考察していこうと思います。
脚本家がハンの死亡について言及した内容
まずクリス・モーガンについてですが、彼は『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』から『ワイルド・スピード ICE BREAK』そして『ホブス&ショウ』の脚本家です。つまり彼はこれまで長きにわたってシナリオを書き続けてきたことになります。
2017年4月20日のロサンゼルスタイムスの記事によるとクリス・モーガンが#JusticeForHanについて言及したインタビューがあります。
以下原文です。
"Justice for Han … justice for Han," he repeated, turning the words over, carefully considering their meaning. "I think you'll learn a lot more about it, and I don't know if that hashtag will be the appropriate one to put on it down the road. But I can tell you this: We will definitely be talking more about Han."
"Look, I am literally the biggest Han/Sung Kang fan in the world,"
以下略
"He did die," said Morgan, quite apologetically.
訳すとだいたいこんな感じ。
「ハンのための正義…」「ハンのための正義…」彼はそう繰り返しながら、その意味について慎重に考えながら言いました。
「あなたがそれ(ハンのための正義)についてもっとたくさんのことを学ぶだろうと私は思います。そしてそのハッシュタグを将来出すのが適切なのかどうかはわからない。ですがこれだけは言える、私たちはハンについて間違いなくもっと話し合うだろう」
「ほら、私は文字通り世界一のサン・カンファンです」
以下略
「彼は死んだ」モーガンは謝罪して言った。
一部抜粋しましたがこのような内容です。このほかにはもっとおもしろいことをしたいだとか、デッカードははじめから悪者ではなくただの家族思いな人間だと設定していた、とかが書いてありました。
追記:2019.8.1
また脚本家のクリス・モーガンによると『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』の劇中の中でデッカードが「俺は正さないといけないことをしてきた」と語るシーンがあり、その「正さないといけないこと」とはハンのことを差しているそうです。
出典:Hobbs & Shaw: Fast & Furious writer say fans will get 'Justice for Han'
ハンは死んでるけどハンは正義を得る?
このことからわかるのは、クリス・モーガンはハンが大好き、そして今後シリーズの脚本を書くにあたってハンについて考えていることがあるようです。
ですが、その後にきっぱりとハンは死んだと言っています。一部のファンはいまだにハンの生存説を信じてやまないですが、ハンは間違いなく死亡したと考えるべきでしょう。
クリス・モーガンは何らかの形でハンのために正義を果たすということを約束したと考えていいでしょう。
ハンが正義を得る方法
もちろんシリーズに何らかの形で再登場するのが最良の方法ですが、別の形で正義を得る可能性もあるなと私は思っています。
デッカード・ショウがハンについて言及する
ハンを殺した本人デッカード・ショウが何らかの形でハンについて言及する可能性があるかもしれません。
たとえばデッカードがハンを殺してしまったことを後悔するシーンがあるとか、墓参りしてハンに謝るとか。
弟の復讐だとはいえやり過ぎたことを謝罪する意味のシーンがあるかもしれません。
ショーンがファミリーに参加する
ハンの愛弟子でハンの後継者であるショーンがワイルドスピードシリーズに参加しファミリーの一員になるのことも、ハンへの弔いになるかと思います。
おそらくハンに息子はいなかったでしょうし、ハンの跡を継ぐことができるのはショーンしかいないでしょう。
ドミニクがデッカードを倒す
眉唾な妄想ではあるんですが、この流れ合ってもおかしくないと思っています。
ドミニクたちのファミリーは全員恩赦を受け、今は自由の身です。ですが、ドミニクは『ワイルド・スピード ICE BREAK』でテロリストに協力し、危うく第三次世界大戦規模の混乱を生み出すところでした。
ドミニクの協力によって阻止できたため罪に問われていないようですが、今後ミスター・ノーバディのさらに上司がやってきてドミニクたちを問いつめるかもしれません。この場合、ドミニクとホブスは再び対立するでしょう。ホブスは大人の事情でシリーズ参戦が難しいので、『ホブス&ショウ』でホブスの相棒になるデッカードがドミニクたちを追いつめるかもしれません。
ドミニクとデッカードの間には協力関係がありお互いを認めたようなところはありましたが完全な仲間という訳ではなさそうでした。何かの弾みがあれば二人は再び敵対する可能性は大いにあると思います。
ハンが復活する方法
もしハンがシリーズに何らかの形で復活するのならどんな方法があるのか考えてみました。
回想シーン
ドミニクとハンは『ワイルド・スピードMAX』以前に強盗仲間でした。彼らの友情はテズやローマン、ジゼルよりもずっと長く続いています。
その間に何か重要なことがあった場合、ハンは回想シーンに再登場するかもしれません。
スピンオフ作品
ワイルド・スピードシリーズはシリーズをさらに大きなフランチャイズにするために複数のスピンオフ企画が進行していると情報が入っています。
その一例として「女性がメインのスピンオフ映画」も企画されており、こちらはすでに3人の脚本家が雇われたとのことで順調に進んでいるようです。
スピンオフ映画であればハンの過去を描いたハンが主人公の映画をつくることができます。ハンはシリーズでは十分な人気がありますし、ミステリアスで過去にどのようなことがあったか誰も知りません。
また『ワイルド・スピードMEGA MAX』と『ワイルド・スピードEURO MISSION』の間でハンはジゼルと一緒に色々なところへ言ってたことが示唆されました。この間の時間軸で二人の間にどのようなロマンスがあったのかを描く作品があってもいいと思います。
ハンの双子
ハリウッドでは「死んでしまったキャラにそっくりな双子がいた」といって復活させるのが割と定番です。私たちが知らないだけで実はハンには双子がいたかもしれませんね。
定番とはいえ何の問題もなく、サン・カンがシリーズに復帰できるきっかけになります。
科学の力で蘇り
回を追うごとに話が壮大になるワイルドスピードシリーズ。『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』ではとうとうマーベルキャラのような改造人間が登場します。
ワイルドスピードの製作陣が「ワイスピは宇宙に行きますか」と質問されたとき、彼らは「宇宙に行けない理由はない」という旨のコメントをしました。このことからワイスピ9は宇宙が舞台だと噂があったほどです。
これほどの非現実的な科学の発展があるのならば、ハンが死から再生するストーリーがあってもおかしくないかもしれません。(いや、十分おかしいんだけどね)
最後に
最終的にどのような形になるのかはわかりませんが、生存説を完全否定した以上何らかの形でハンをワイルドスピードシリーズに再登場させることを願います。
人気キャラだったのに死後の扱いがあまりにヒドいのでなんとかしてほしいですね。
追記:脚本家が変わってハンが普通に復活
とこれだけハンへの正義を願っていたわけなんですが、ワイルドスピード9でハンがまさかの復活。
これまで東京ドリフトからスーパーコンボまで脚本を担当していたクリス・モーガンからダニエル・ケイシーにバトンタッチしたんですよ。すると何事もなかったかのように再登場を果たすこととなりました。
またしても「実は生きてた」ってパターンですね…。ハンの復活は最高にうれしいですしめっちゃ喜んだんですが、今落ち着いて考えるとむちゃくちゃですねw
何はともあれ復活が嬉しいです。