(C) Universal Studios.
どうもワイルドスピード大好きブロガーのでょお(@dyo_blog)です。いよいよこの日がやってきました。
ワイスピシリーズ最新作の『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』の公開日です。
このブログはワイルドスピード専門のファンブログなので、これまで今日のために運営してきたようなものなのです。
もちろん今日の仕事はやめ、丸一日ワイスピデイにしました。朝一番の初回上映にて鑑賞が終わったところですので、早速感想を書いていきたいと思います!
まだ興奮冷めやらぬ中ですのでネタバレありの感想になります。未視聴の方はご注意ください。
映画『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』のあらすじ
ロサンゼルスで娘・サマンサと暮らす、ワイルドなスタイルで超重量級のクルマを操る追跡のプロ・元DSS特別捜査官、ルーク・ホブス。
一方、ロンドンで優雅な生活を送る、クールなスタイルで超高級なクルマを駆る規格外の元MI6エージェント、デッカード・ショウ。
この2人の元に、行方をくらませたMI6の女性エージェント・ハッティを捜索・保護して欲しいという政府の協力要請が入る。 ハッティは全人類の半分を滅ぼす新型ウイルス兵器をテロ組織から奪還したが、組織を率いる肉体改造を施された超人戦士・ブリクストンに急撃され、ウイルスと共に消息を絶った。しかも、彼女はデッカードの妹でもあるという。
一度共闘したとはいえ、因縁深いルークとデッカードは「こんな奴と誰が組むか!」と協力を拒否するも、ウイルスの回収を最優先するため、やむなくコンビを組む事になったが・・・
ウィキペディアによるあらすじはこんな感じ。まず1点訂正すべき部分として、「全人類の半分を滅ぼすウイルス」のところ。
予告編では確かにこのようなセリフがあったのですが、劇中にはなかったと記憶します。多分マーベル映画のサノスに乗じて作ったプロモーション用のセリフなんじゃないかと。
もし私の見落としで、劇中でこのセリフ言ってるシーンがあったという方は教えてください。
続いてもう一つ付け加えたいこととしては、ハッティはウイルスを奪還したのではなくウイルスを横取りしてCIAを裏切ったと思われているというところ。
実際はブリクストンの策略によるものですが、ハッティやハッティを助けるホブスとショウもテロリスト扱いされているところが、このあらすじからは抜け落ちていますね。
映画『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』の登場人物・キャスト
『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』の登場人物については下記の記事で詳しく紹介していますので、よろしければ合わせて参照ください。
【ワイルドスピード/スーパーコンボ】メインキャスト・登場人物一覧
ルーク・ホブス(ドウェイン・ジョンソン)
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『ワイルド・スピード MEGA MAX』よりシリーズに参加したルーク・ホブスがいよいよ主役になりました。前作『ワイルド・スピード ICE BREAK』にてDSS(外交保安部)捜査官をやめて(休んでる?)、娘のサマンサと幸せな生活を送っております。
人体の内部から溶かすというウイルスを奪って姿をくらましたハッティ・ショウの捜索、確保のためにCIAから声がかかります。
ホブスを演じるのはもちろんドウェイン・ジョンソン。シリーズ初参戦時はそれほど人気のある俳優ではありませんでしたが、今じゃハリウッドに欠かせない人材の一人です。
【ワイスピ】ホブスの事ちゃんと知ってる?|知っておきたいすべてのこと
デッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)
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CIAから声がかかったのはルーク・ホブスだけではなく、元MI6にしてハッティ・ショウの兄にあたるデッカード・ショウにも捜索依頼が。
ロンドンで豪遊していた(?)デッカードですが妹ハッティが危険なウイルスをトラブルに巻き込まれていると知り、彼女の捜索に向かいます。
ワイルドスピードシリーズへの参加は3度目(正確には4度目)のジェイソン・ステイサムがデッカードを演じます。本作ではその長ったらしい名前の愛称「デック」も披露。ママはデックスって呼んでた気がするけど。
『ワイルド・スピード ICE BREAK』でユーモラスな一面を見せたデッカードですが本作ではそのキャラクターがさらに強調されておりました。
【ワイスピ】ショウ兄の事ちゃんと知ってる?|知っておきたいすべてのこと
ブリクストン(イドリス・エルバ)
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ホブスとデッカードの前に立ちふさがるテロリスト。科学の力で強化された超人的なパワーを持つ男です。
彼自身は世界を救うという大義を持ってテロを起こそうとしています。エティオンと呼ばれる謎の組織の一員であることが明かされ、かつてデックをエティオンにリクルートしたことで銃殺されたものと思われていましたが、科学の力で強化人間として復活を遂げたようです。
ブリクストンは人類を滅亡させることが出来るCT17ウイルス、通称スノーフレークをハッティ・ショウから取り返すためホブスたちの前に現れます。
ブリクストンを演じるのはイドリス・エルバ。有名なところで言えば『マイティ・ソー』シリーズの千里眼の男、ヘイムダル役。
【ワイスピ】ブリクストン役「イドリスエルバ」について紹介してみた
ハッティ・ショウ(ヴァネッサ・カービー)
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『ワイルド・スピード SKY MISSION』よりシリーズに参加したデッカード・ショウと『ワイルド・スピード EURO MISSION』から参加したオーウェン・ショウの妹。
兄弟二人がテロリストや悪人として登場したのに対して彼女は初めから正義の人間。スノーフレークウイルスを奪還したことにより、ブリクストンに狙われて姿をくらまします。
デッカードの妹であるハッティ・ショウを演じるのはヴァネッサ・カービー。Netflixの人気シリーズ『ザ・クラウン』や『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』のホワイト・ウィドウ役として人気を博しております。
はっきり言って可愛すぎてキュン死します。
【ワイスピ】ショウの妹役「ヴァネッサカービー」について調べてみた
マダムM(エイザ・ゴンザレス)
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その他注目の新キャラにはマダムM。モスクワのギャングたちから金を巻き上げてる集団のボスのようです。多くが謎の人物ですが何やらデッカードとは恋人のような関係にあたるっぽいです。
本作ではアクションシーンなどはなく、活躍も今一つだったのですがタフで美しい女性だったので今後のシリーズでも活躍してほしいですね。
マダムMを演じるのは今注目株のエイザ・ゴンザレス。『ベイビー・ドライバー』や『アリータ:バトル・エンジェル』などのヒット作にも出演しており、今後はハリウッド版ゴジラ第3弾『ゴジラ vs キングコング』への出演も報告されております。
【ワイスピ】マダムM役「エイザゴンザレス」がセクシーすぎてヤバい
マグダレーン "クイニー" ショウ(ヘレン・ミレン)
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『ワイルド・スピード ICE BREAK』に引き続いて続投するのがショウ兄弟の母。前作ではその名前がマグダレーンとして知られていましたが、本作『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』では「クイニー・ショウ」としてクレジットされておりました。
海外サイトによると本名はマグダレーンでクイニーはあだ名のようですが詳細は不明です。
今作でもカメオ出演程度にとどまりましたがその存在感は抜群で、彼女がいることで映画がグッとしまった印象です。
アカデミー賞をはじめとする様々な賞を受賞した経歴のある超大御所英国女優です。シリーズに深みを与えてくれますよね。
その他『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』の登場人物については下記の記事で詳しく紹介していますので、よろしければ合わせて参照ください。
【ワイルドスピード/スーパーコンボ】メインキャスト・登場人物一覧
映画『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』の感想(※ネタバレあり)
サプライズ出演
本作でサプライズ出演を果たした人物といえばやはりライアン・レイノルズ演じるCIA職員のロックでしょう。
ハリウッド一口数の多い俳優と言っても過言ではないほど、最近はおしゃべりキャラが定着しております。
ご存知の方もいるかと思いますがライアン・レイノルズは本作の監督であるデヴィッド・リーチがメガホンを取った『デッドプール2』のタイトルロール、口数の多い傭兵ことデッドプールを演じていることでお馴染みです。その他にも『名探偵ピカチュウ』のしわしわピカチュウでも、その口数っぷりを遺憾なく発揮しておりました。
そんなライアン・レイノルズが本作では口数の多いCIA職員ロックとして登場しております。
彼のおしゃべりがどれだけ事実かは不明ですが、ロックによるとホブスの本名は「ルーカス・レベッカ・ホブス」だとかw
ベッキー(レベッカの愛称)と呼んでるシーンもありました。
ホブスと同じタトゥーを(おそらく勝手に)入れて、恋仲に合ったことをにおわせてみたりと、ワイスピシリーズには珍しくコメディ要素に全振りしたキャラクターでした。
これがボディペイントだとしても異常だよデップーさん。
もう一人のサプライズゲストといえば第三の男、ディンクリーを演じたケヴィン・ハート。
ホブスとデッカードが警察とスパイだと見破るほどの観察眼を持っているものの、彼らが指名手配犯だとはなぜか気が付かない空港保安官。ロック同様にコメディ全開のおとぼけキャラでしたが、サモアへの移動手段を確保してくれるという重要な役回りでした。
ケヴィン・ハートといえばホブス役ドウェイン・ジョンソンとは『ジュマンジ』シリーズや『セントラル・インテリジェンス』で共演した過去もありプライベートでも友人であると知られています。
ちょいキャラではありますが今後続編にも登場してほしいですね。
ホブス&ショウ
本作『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』の英語の原題は「ホブス&ショウ」です。
もちろんこのタイトルは主人公2人であるルーク・ホブスとデッカード・ショウを意識しているものですが、映画を見終わった感想としては「ホブスズ&ショウズ」なんじゃないかと。
つまりホブスとショウの映画ではなく、ホブス家とショウ家の映画だったというべきなんじゃないかと思いました。
ハッティは初登場シーンからかっこいい格闘を繰り広げホブスやデッカードと同等に戦えるほどタフな女性であることを印象付け、その後もストーリーをけん引しました。
なんでこれまで彼女が登場しなかったんだろうと思うほど魅力的なキャラクターで釘づけでした。ハッティも主役だよこれ。
ホブスもデッカードも家族のトラブルを抱えており、それが本作を通して解決したことや、二人の母親がどっちも強くて芯の通った女性であることなど、意外と共通点があるのも面白かったですよね。
その象徴が冒頭の朝のシーンだと思います。
ダサいと思ってたタイトル「スーパーコンボ」
多分このブログを読んでるファミリーの皆さんが思ったんじゃないでしょうか。
スーパーコンボってタイトルダセェ
原題と全く違うし、ちょっと意味不明ですし。格ゲーかよってツッコみも多数あったかと。
でも映画見終わると「あぁコレはスーパーコンボやわ」と妙に納得してしまいました。それらしいシーンはたくさんあったものの一番象徴的だったのがホブス&ショウvsブリクストンの2対1のシーン。
肉を切らせて骨を断つ的戦法で戦う二人はさながら格ゲーのスーパーコンボでしたね。
普段は相性最悪の二人も戦闘になると急に息ぴったりになるのは『ワイルド・スピード SKY MISSION』や『ワイルド・スピード ICE BREAK』での戦いを通してお互いのことをよく知っていたからなんでしょう。劇中でホブスが「戦いを通すと色々なことがわかる」と言ってましたし。
殺されるにしては惜しすぎるブリクストン
ブリクストンを演じるイドリス・エルバは本当にすべてを持った俳優ともいうべきで、本作のヴィランとしてベストな俳優だったと思います。
力任せに肉弾戦を繰り広げるホブス、機敏で機転を利かせた戦いを好むショウ。そんな二人を科学の力、そして元捜査官としての力を駆使して戦う人間兵器のブリクストンを死なせるのは本当にもったいないぐらいだと思いました。
彼はデッカードへ復讐することへの執着を持ちつつも、自身の正義のために戦う必要悪でした。
ワイスピだけどワイスピじゃないアクション映画
本作は本当の意味でスピンオフ。それが吉と出たか凶と出たか、感じ方は本当に各々だと思いますが、本作がワイルドスピードシリーズの正当な続編ではないという事は間違いありません。
これまでのように車を見せるための車映画ではなく、SF要素を盛り込んだスパイアクション映画なバディムービーというべきでしょう。
私たちの良く知るストリートレーサー出身のアウトローたちが、自分たちの得意分野である車を駆使して世界を救うドメスティックな作品ではありません。
ですがところどころにワイスピっぽさやワイスピらしさというのを感じるものになっています。
例えばファミリーを大切にするところはワイルドスピードとは切っても切れないテーマです。デッカードの行動原理は「家族」です。彼は妹に憎まれつつも彼女を救うために危険な任務に身を投じます。
デッカード同様に家族トラブルを抱えたホブスは物語後半で不本意ながらも自身の故郷であるサモアへ帰省します。ホブスはそこで兄ジョナとの確執を取り除き、ジョナは弟ルークのために危険な戦いへ参加します。
これまで作られてきた8作品同様に、本作『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』もファミリーというテーマをとても大切に扱っています。
どうでもいいところだと、トレーラーの下をくぐるシーンやお姉ちゃんのお尻のシーンなんかもセルフオマージュとして存在していました。ハッティが崖から飛ぼうとするシーンは『ワイルド・スピード SKY MISSION』でブライアンが崖から落ちるバスから飛んでレティが助けるシーンと重なります。
ホブス兄弟がトラックを連結させるシーンは『ワイルド・スピード MAX』を思い出しますね。
他のキャラもスピンオフ作って
多分、本作に否定的なファンもいると思います。たしかに「こんなんワイスピじゃない」という意見も理解できます。
ですがこれまであまりクローズアップされなかったホブスやデッカードの過去を掘り下げ、彼らの内面を深く掘り下げたことはファンとしてはとても嬉しいこと。
特にホブスは『ワイルド・スピード MEGA MAX』以降4作品に出演してきて、実にシリーズの半分近くに参加するキャラクターなのに、これまでその素性が全く明らかにされませんでした。
スピンオフ製作を巡ってキャスト達が仲違いしワイスピファミリーが空中分解したという話もありますが、私個人の意見としてはスピンオフを作ることは大成功だと思います。
むしろローマンやレティ、テズやラムジーといった特に目覚ましい活躍のないキャラクターにスポットを当てたスピンオフ映画も作ってほしいと思うぐらい。
いうなれば本流のワイルドスピードはアベンジャーズで、個々のキャラクターを主人公にしたスタンドアロン作品。そうすればワイルドスピードを見た時、もっとサブキャラにも感情移入できるはず。
ただ彼らの1人が主役の単体映画をヒットさせるのは相当難易度が高そうですが。
ひとつだけ文句言いたい
本作にとても満足した私ですが、一つだけ文句が言いたいことがあるとすれば、それはオーウェンが登場しなかったこと。
前作『ワイルド・スピード ICE BREAK』でオーウェンは病院から脱獄し、ドミニクの息子を救う手伝いをしました。本作のラストではデックとハッティが母に面会に来るシーンがあったのですが、やっぱりここにオーウェンを登場させてほしかった。
やっぱりまだ罪を償ってる最中で面会できなかったんでしょうか。それでいくとショウ母はオーウェン脱走を共謀したことで刑務所にいるんだろうか。じゃあオーウェンを連れ出した張本人のデッカードは?
相変わらず細かい部分をあやふやにされてて気になる。
最後に
いやー楽しかった。
『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』は言うまでもなく映画館で見るのがおすすめの映画ですね。
ド派手なアクションなどとにかく盛り上がる映画です。家族やカップル、もちろん一人でも楽しめる超エンタメ大作です。ちょっと値段は張りますが4DXがいいかもですね。
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