出典:File:1969 GTO Judge.jpg - Wikimedia Commons
スポーツコンパクトばかりのワイルド・スピードもいつしかマッスルカーがたくさん登場するシリーズとなりました。でも「マッスルカー」って意外とよくわからないなんてことありませんか?アメリカンマッスルなんても呼ばれます。
なので今回はマッスルカーとは結局の所どんなものなのかというのをご紹介したいと思います。
マッスルカーとは
マッスルカー(英語:muscle car)は、主に1960年代後半-1970年代のアメリカ車、オーストラリア製造のアメリカ車の中で、特にハイパフォーマンスな車のことを指す。
まずWikipediaの内容を引用するとこんな感じです。ざっくりとまとめるとこうなります。
- 1960年代〜1970年代のアメ車
- ハイパフォーマンスな車
- 重い車体
- 重い車体を動かすための大排気量のV8エンジン
- FR
この辺りがポイントではないでしょうか。どうやってもマッスルカーと呼べないなと思うのは、軽量なボディでしょうか。
スポーツカーはいうなれば短距離走者。彼らは速く走るために必要以上の筋肉はつけず無駄を徹底的に排除し、軽量でスリムです。
マッスルカーは名前の通り筋骨隆々な選手。速く走るために余分な物を捨てる事はせず、エンジンをパワーアップさせる事で速く走ろうとします。
アメリカ車の代表的なマッスルカー
ポンティアック GTO
出典:File:1969 GTO Judge.jpg - Wikimedia Commons
記憶が曖昧で申し訳ないですがワイルドスピードシリーズには登場してなかったかもしれません。ドミニクを演じるヴィン・ディーゼルのもう一つの代表作『トリプルX』に登場した車といえばわかりますね。タテ目の4灯が印象的です。
シボレー シェベル
出典:File:1969 chevrolet chevelle malibu sport coupe ss package (observe).jpg - Wikimedia Commons
ポンティアックGTOと同じプラットフォームを持つシェベル。非常に人気で『ワイルド・スピードMAX』ではドミニクの愛車として登場します。
その他にも使用されることがよくありトム・クルーズの『アウトロー』は非常に印象的です。
ダッジ チャージャー
出典:Dodge Charger (B-body) - Wikipedia
ドミニクの愛車としてのイメージが強いダッジ・チャージャー。シリーズ1作目より何度も登場しております。開閉式ヘッドライトでとてもワルな印象です。
プリマス ロードランナー
出典:File:Plymouth Roadrunner.jpg - Wikimedia Commons
ダッジ・チャージャーと同じプラットフォームを使用するプリマスロードランナー。『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』のラストでドムがハンからもらった車として登場します。
アメリカ車のスポーツカー
逆にアメリカ車のスポーツカー、アメリカンスポーツってどんなのといわれれば何と言ってもシボレーコルベットでしょう。空気力学を考慮し、軽量なボディにハイパフォーマンスエンジンを詰んだ物がスポーツカーですね。
- シボレー コルベット
- フォード GT40
- ダッジ バイパー
コルベットをマッスルカーと呼ぶメディアもありますがこの場合単純に「ハイパフォーマンスアメ車」の意味で使っているだけでしょう。
「マッスルカー」と言えばハイパフォーマンスでアメ車である意味が伝わりますし。
ポニーカーとは
マッスルカーの中でもコンパクトなものはポニーカーと呼ばれます。上記で紹介した代表的なマッスルカーはいずれも大型車で、ポニーカーとは1回り大きい物です。
小さいと言っても国産のセダンぐらいの大きさがありますがw
代表的なポニーカー
- フォード マスタング
- シボレー カマロ
- シボレー ノヴァ
- ダッジ チャレンジャー
- ポンティアック ファイヤーバード
現行マッスルカー
ニューマッスルカーなどと区別される事もあるんですがメディア的には区別ない事も結構あります。現行のマッスルカー、ニューマッスルカーはこんな感じ。
- フォード マスタング
- シボレー カマロ
- ダッジ チャレンジャー
- ダッジ チャージャー
ちなみにマスタング以外は生産が終了した時代があります。ダッジ チャージャーは残念ながら現在は2ドアから4ドアセダンになってしまいました。が、かつての伝統を残しトルクフルなエンジンを詰んだダッジ・チャージャーをマッスルカーと呼ばないのはおかしいでしょう。
ちなみにフォードとダッジ(クライスラー)は日本を撤退したため、正規輸入で購入できるのはカマロのみになってしまいました。
最後に
マッスルカーは非常に魅力ある車で、たくさんの映画でも主役級の活躍をする車ばかりです。ちょっとだけ知識をつけてもっと映画が楽しめるといいですね。